今日は、雪だったので、お店が暇になる事を覚悟していたのですが、これがまた予想以上の更に上ぐらいの忙しさでした。雪の中御来店ありがとうございます。
今日の私は朝から絶好調で、また神がかり的な頭の回転でした。いくらでもオーダーよ来い!って感じでした。
さて、今日は・・・私の料理を気に入っていただいてる方からメールが届きました。
内容は、私の作るキッシュを目標に家で作ってみたところ、上手くいかず、かなりショック!と言う事でした。良い機会なので、少しキッシュの話しをします。
基本的にキッシュは家庭料理で、おふくろの味なのですが、これがなかなか簡単そうに見えてかなり難しいのです。まず失敗する問題点は、中の具と具の量です。多すぎるとパイ生地が上手く焼きあがらないですし、少ないとスカスカになります。基本の卵、チーズ、クリーム、牛乳のバランスを考えて具の量を決めなければいけません。更に、具の水分を考え、水分が多い場合は、火をあらかじめ入れて下処理をする必要があります。そうしないと生地がぐちゃぐちゃになってしまいます。もう一点重要なのは、焼く温度です。本とかにはたぶん200~230度くらいと書いていると思いますが、オーブンの大きさとか、余熱とか、火力などで変わってくるので、うのみにしてはいけません。温度が高すぎると生地がボソボソになって火の入りすぎた卵焼きみたいになりますし、逆に低いと上手くパイ生地が焼きあがりませんし、キッシュの醍醐味であるサクット感がなくなります。ちなみに私は165度で火を入れます。前にも書きましたが、私のお気に入りの温度です。
いずれにしても、最初からは上手くいかないと思います。現に私も今まで何回失敗した事か・・・・・。よく天才料理人などと言われているシェフがいますが、失敗に失敗を重ねて今がある人がほとんどです。プロでさえこんな感じなのですから、家庭で作る時も失敗を恐れず、何回もチャレンジしてみて下さい。そして最後のスパイスは愛情ですよ!
しかし、あまり上手に作られると私の商売が成り立たなくなるので、ほどほどに御願いします。。。