皆さんは、「赤根ホウレン草」が山形の郷土野菜であることは御存知ですか?
恥ずかしながら・・・・・・・、私は知りませんでした。
今日は、「赤根ホウレン草」の話です。
実は、昨日の生産者さんから「赤根ホウレン草」をいただいてきました。
赤根ホウレン草は、山形の郷土野菜で、ホウレン草の原種です。
つまり、色んなホウレン草は、赤根ホウレン草から品種改良されたという事です。
しかも!
糖度が何と・・・・・「18」、解りますか?
ちなみに、高級メロンの糖度は「17」です。
こう聞くと、いかに自然の甘味が含まれているか解りますね!
確かに・・・・・・「甘い、美味い、甘い、旨い」です。
さて、
大量にいただいたものの、どうすればいいのか・・・・・・・・・・。
ここから、私とホウレン草の闘いが始まりました。
まず・・・・・・・生で・・・・・・・。
「うううううううううう、美味い。」
ただでさえ、今まで出会った事の無いくらいのホウレン草の味なのですが、
更に、生産者さんの、「思い」「苦労」「愛情」がプラスされ、気絶するくらいの美味しさです。
「じゃァ・・・・・サラダで・・・・・・・・。」
なんて一瞬思ったのですが、それでは、シェ・ボンの御客様は許してくれるはずがありません。
では・・・・・・・焼いて・・・・・・。
「これまた、ううううううううううううううううう美味い。」
じゃァ・・・・・・・熱いオリーブオイルを「じゃっと」かけて・・・・・・・。
「あちゃァ・・・・・・・・・ううううう美味い。」
完敗です。
もう!!!!!!!!!!!
負けていられない!
シンプルに・・・・・・・茹でて・・・・・・・。
「おおおおおおおおおおおおおおおおおお!」
やっぱりこれだ!
青臭さが程よく抜けて、甘味が引き立って、食感が最高!
<根っこを1分、葉を3秒の茹で時間がベスト!>
この時、
頭の中に、アイデアが一気に浮かんできました。
1・・・・ベストの茹で時間で仕上げ。
2・・・・「葉」「茎と葉」「茎と根っこ」の3パーツに分ける。
3・・・・「葉」はフラン<洋風茶碗蒸し>
4・・・・「茎と葉」は、バターをガーリックオイルで少し焦がし、そこに一気に投入!
5・・・・「根っこ」は、細かく刻んで、コショウをきかせたアメリケーヌソースに投入!
こうして出来上がったが、今週の魚ランチです。
一束のホウレン草と鮮魚が一皿に集結しています。
素材をいかし、でも、シンプルになりすぎずシェ・ボンらしく、丁寧に感謝を込めて・・・・・・。
是非食べて下さい。
きっと、ホウレン草の概念が変わりますよ!!!