今日も居残りです・・・。
今、イベリコ豚を煮込んでいます。
コンベクションが頑張ってやっているので、私もブログを頑張って書きます。
今回は、フランスに行った時の話しを書きます。
私は、少しの間ですがフランスのパリにあるシャンゼリゼ通り沿いのレストラン、
「フォーション5」で働いていました。
実を言うと、日本を発つ時はフランスに永住するつもりでした。
飛び込みで仕事を見つけ、身元引き受け人を探し、ビザを取ろうなんて今思えば安易な考えで成田空港を発ちました。(このときは本気で大丈夫だと思っていたんですよ!)
しかし、世の中そうは甘くありません・・・・。
フランス語は一応勉強してたので、日常会話くらいなら出来ました。
フランス全土を歩き、レストランで食事をしては、「働かせて下さい」と何件も頼んだのですが、門前払いでした。
フランス人は、世界で一番といってもいいくらい他の国のものを受け入れたがらない国です。
だからこそ余計にいきなりやって来た日本人の若僧なんて相手してくれません。
60件くらい断られたでしょうか・・・・・?
もう駄目だと思い、パリでも観光して帰ろうと途方にくれていたその時、偶然にも日本人スタッフのいる「フォーション5」に出会いました。
これが最後だと思い、全身全霊をかけて頼み込み、事情を説明した所・・・・・・
「給料は払えないけどそれでいいなら」と言う答えでした。
私は、即「御願いします」と頼みフランスでの修行がスタートしました。
決して高級店とは言えませんが、スタッフは日本人に慣れているのか優しくしてくれて、すぐに打ち解けられました。
それからは、楽しさ・希望・物珍しさなど色んな気持ちの連続で辛さなんて全然ありませんでした。
ただ一つ問題は、観光ビザで行ったため、時間が余りありません。
それを過ぎると不法侵入になってしまいます。
日本人のスタッフに相談したのですが、どうする事も出来ないと言われました。当然です・・・。
でも、のこりわずかな時間をいっぱいに使い頑張りました。
最後の日には、店を閉めてまで送別会をしてくれて、みんな涙を流してくれるまで仲良くなりました。
三ツ星レストランなどの技術は身に付けられませんでしたが、それ以上に素晴しい財産を手に入れられたような気がします。
今回の栗のように、今でもみんなと繋がっていますし、私自身がものすごく成長出来ました。
なんか、いっぱい書いてしまいましたが・・・・・・。
今、私が思うのは、「仲間って人種は関係なく、人間同士になれば心は絶対つながります。」
この事は、常に頭の中にあります。人間同士の繋がりは絶対大切にするべきです!
今後も、ずっとずっとずーーーーーっと大切にして行きます。。。